2021年 秋の写真・映像系イベントに注目 主要製品発表に期待
今年は春に開催されるイベントが秋に開催が変更になり秋から冬にかけて毎月 写真・映像系イベントが開催されるのでこのイベントに向けて各メーカーから主要製品が発表されるかもしれません。
以前にリストアップした写真・映像系イベント・スケジュールを基にしており、開催予定日は2021年8月8日時点のものであり、コロナの影響によって今後変更される可能性があります。
8月
- WPPI (8月15日~19日) … ウエディングとポートレート写真に焦点を当てたイベント
- BIRTV (カンファレンス 18日~21日 / 見本市 19日~22日) … 中国 北京で開催される放送機器展
普段ならCP+と同じ時期に開催されるWPPIが今年は8月開催予定。日本国内で盆休み(夏季休暇)明けのイベントで新製品発表は無いと思いますが、何かしら秋の新製品発表に向けた噂が動き出すかもしれません。
BIRTVは業務用が中心のイベントなので秋に向けてカムコーダーを中心とした動きに期待。そう言えばキヤノンのビデオカメラ「XF605」がリークされたばかり。あとは北京冬季五輪 (2022年2月4日~20日) に向けて各メーカーから " 4K/ 8K " ソリューションの提案が行われるのではないでしょうか。
9月
- IFA (今年は開催中止) … ベルリンで開催されるコンシューマ・エレクトロニクス・ショー
- PHOTOPIA Hamburg (9月23日~26日) … フォトキナの代替イベントとして開催される見本市
- Cine Gear Expo … (9月24日~25日) … ハリウッドのパラマウントスタジオで開催される完全にシネマ寄りのイベント
IFAは今年の開催は中止でIBCは12月に開催遅らせているので9月に大きなイベントは無いと思いきや、いつもなら春先に開催されるCine Gear Expoが9月に開催されるので9月から10月にかけてプロ映像機器の大きな発表が行われるかもしれません。
PHOTOPIA Hamburgはフォトキナの代替イベントですが、まだ出展企業が明らかになっておらずどのくらいの規模になるのか気になるところ。しかしこのページを見てみるとキヤノン・ソニー・ニコン・ライカ・シグマなどは参加予定である事が伺えます。
ソニー「α7 IV」に動きはあるのでしょうか。9月に発売予定のVlogカメラ「VLOGCAM ZV-E10」を早めに発表したのは、9月に主要製品の発表を予定していて影に隠れないように早めに発表したのかな?と思う事も。
富士フイルムは「GFX50S Mark II」の発表が期待されていますが、いつものように独自イベントを開催し発表する気がします。
PHOTOPIA Hamburgはドイツで開催されるのでライカがこのイベントに向けて新製品を発表するのかどうか…基本的にライカは独自のタイムラインで新製品発表する事が多いです。今のところ「ライカRM」や「ライカQ2 007 リミテッドエディション」の発表が秋から冬にかけて噂されています。
あとキヤノン「EOS R3」は今のところ9月発表が噂されており、PHOTOPIA Hamburgはタイミング的に合います。
10月
- NAB (10月9日~13日) … 世界最大の放送機器展
- PhotoPlus (9月30日~10月2日) … ニューヨークで開催される写真・カメライベント
いつもなら春先に開催されるNABが今年は10月に開催。プロ機器の発表が期待できるのではないでしょうか。
今のところニコン「Z 9」は11月~12月の発表が噂されていますが、9月~10月にモックアップもいくは実機の展示があったら注目されそうな予感。「Z 9」は8K動画に対応しているので写真イベントではなく映像系イベントで動きがあっても不思議ではありません。
ソニーはグローバルシャッター搭載「Super 35mm 4K CMOS Camera System」を2021年冬にリリースする事を告知済みなので9月のCine Gear ExpoやこのNABで公開する可能性があります。
パナソニック「GH6」もこの辺で動きがあるかもしれません。再び触れますが9月と10月あたりはソニー「α7 IV」の発表に期待しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。OMデジタルの「WOWカメラ」の動きも気になるところ。あとシャープの「8K MFT ビデオカメラ」も。
キヤノンに関してはRFマウントのシネマEOS「EOS C300S」と「EOS C500S」そしてRFマウントシネレンズが噂されているのでNABあたりで大きな動きがあるかもしれません。パナソニックも最新インタビュー記事で「Lマウント シネマカメラ」を将来的に検討中である事を明らかにしているので具体的な話が登場する事に期待。
民生カメラ市場において Q4 : 10月~12月 は一番売上が望める時期なので新製品は9月~10月辺りに仕込んでおきたいのではないでしょうか。秋は決算発表(2021年7月~9月実績)も控えているので決算発表前後の新製品発表も期待できます。
11月と12月
- Inter BEE (11月17日~19日) … 国内で開催されるメディア&エンターテインメント総合展示会
- IBC (12月3~6日) … オランダ アムステルダムで開催される欧州最大の放送機器展
映像系のイベントは秋から冬に集中しており最後にIBCが控えています。なので開発発表と正式発表をの2弾構えで来るかもしれないし、いつでも発表できる体制かもしれません。 あと半導体や素材・部品の供給不足が顕著化しているので、発表・発売日が左右される可能性はまだ残っています。