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パナソニック 年明けは「GH5M2」と「S5」推し

パナソニックが、「LUMIX GH5 Mark II」と様々な「S5」動画を公開しています。「GH5 II」「S5」に加えて「GH6」そして2世代目「Sシリーズ」雑談にお付き合いください。

CES2022に連動しているのかどうか分かりませんが、パナソニックはCES開催と同時期に「GH5M2」動画を公開。上記はPanasonicLumixVideoが公開した動画になります。「GH5M2」と「LEICA DG VARIO SUMMILUX 10-25mm F1.7」「LEICA DG VARIO SUMMILUX 25-50mm F1.7」の組み合わせで撮影したショートフィルムの模様。

パナソニック「GH6」はCP+あたりで大きな動きがありそうな感じですが、開発発表時にそれ相応の価格(2,500ドルぐらい)になる事は告知済みなので「GH6」登場後、カメラ資金的に「GH5M2」を検討する方も増えそうな予感。※2,500ドルを2021年1月7日時点で単純に円換算すると約29万円で、マップカメラで「GH5 II」は194,040円(税込)で販売中。

「GH5 II」の搭載センサーは " 2033万画素センサー " で初代「GH5」と同じ画素数ですが、構造が変わっており新たにAR(Anti Reflection)コーティング処理を施す事で逆光時にセンサー面で起こりやすい不要な反射を抑え、効果的にフレアを抑制しています。個人的に上記の映像を見て「品質が上がったのかな?」と思う事も。

CineDの「GH5 II」ラボテストで…

パナソニックLUMIX GH5 IIは、先代のLUMIX GH5に比べて間違いなく大きな進歩を遂げている。ローリングシャッター、ダイナミックレンジ、ラチチュードなど、すべての面で非常に優れている。

…と高い評価をしています。MTFセンサーとしてとても素晴らしい結果で露出ラティテュードは4倍のセンサーサイズのソニー「α7S III」と同レベルに引き上げられているという表現も。何となく市場で「GH5 II」はマイナーチェンジの域を出ていないような機種に見られている印象がありますが、描画性能はきっちり進化している事が分かります。

LUMIX CamerasがLマウント フルサイズミラーレス機「S5」で撮影したショートフィルムを一挙に4本を公開。各フィルムメーカーがシェイクスピアの名場面を自分なりに解釈しクリエイトしたショートフィルムとのこと。

今年から来年に掛けて2世代目となる「Sシリーズ」の登場に期待している方は多いのではないでしょうか。動画品質・動画性能に関してパナソニックはきっちり仕上げてくると思いますが、AFシステムをどうするのか気になるところ。こだわりのDFDを進化させていくのか、像面位相差AFを採用するのか、デュアルピクセルCMOS AFのような全画素AFを採用するのか、個人的な注目箇所の1つかも。

初代機は S1/S1R → S1H → S5 → BS1H の順でリリースしましたが、2世代目は戦略的にどのような順番でリリースしていくのか。フルサイズミラーレス市場において、ソニー・キヤノン・ニコンが積極的に仕掛けているのでそろそろパナソニックも大きな動きに期待。8Kが来るのか、「α1」「EOS R3」「Z 9」と競合するような機種が加わわるのか、独自路線の新型機が登場するのか、CP+で何かしら方向性を示してくれる事に期待です。あとディープラーニング系の機能向上にも期待。

今年もチップ供給不足の影響を受けそうな感じでパナソニックを含め各社の販売スケジュールや生産状況も気になるところ。予約受付開始後に予約をきっちり入れておかないとすぐに手元に新製品が来ない状況が続きそうなので「GH6」や次世代「Sシリーズ」は今のところ予約必須な予感。

少し話は変わりますが、ImagingResourceがニコン「Z 9」サンプル画像記事を掲載しているのですが評価機も供給不足の影響を受けているようですぐに返却しないといけない状況である事を明らかに。

DPReview TVのクリス&ジョーダン氏が、カメラ業界予測2022動画を公開しており、その中で2022年前半に登場する「GH6」はたたき台(テスト・ヘッド)となり、2022後半に「S1H」後継機が登場する事に期待を寄せています。

あと有機CMOSセンサーがすぐにLUMIXカメラに搭載されないとしても、定期的な情報発信をしてくれればと思う事も。

まずはCP+2022でパナソニックがどう動くのか注目です。