ホーム > カメラニュース 2021 > リコーイメージングの第10期決算公告 赤字が2倍に拡大し▲11億3000万円に

リコーイメージングの第10期決算公告 赤字が2倍に拡大し▲11億3000万円に

官報決算データベースでリコーイメージングの第10期決算公告(2020年4月~2021年3月)が確認可能となっており、赤字が2倍に拡大し▲11億3000万円だった事が明らかに。

2021年3月31日

  • 純利益 : ▲11億3000万円 (赤字拡大)
  • 利益剰余金 : ▲107億6300万円 (赤字拡大)
  • 総資産 : 58億5900万円 (▲47.47%)

2020年3月31日

  • 純利益 : ▲6億3700万円 (赤字転換)
  • 利益剰余金 : ▲96億3300万円 (赤字拡大)
  • 総資産 : 111億5300万円 (▲15.65%)

2019年03月31日

  • 純利益 : 3600万円 (黒字転換)
  • 利益剰余金 : ▲89億9500万円 (赤字縮小)
  • 総資産 : 132億2200万円

2018年03月31日

  • 純利益 : ▲5億8700万円
  • 利益剰余金 : ▲90億3200万円
  • 総資産 : 未反映

2020年はカメラ市場縮小とコロナの影響が大きいですが、赤字が2倍ぐらい拡大し、赤字が拡大した分 利益余剰金もさらに悪化、総資産も半減してしまった事が確認できます。

リコーは3月に開催された「第20次中期経営計画説明会」おいてカメラ事業に関して「お知らせすべき内容が決定すれば、お知らせする。」と踏み込んだ発言を行いました。6月に開催された「第121回定時株主総会」では「デジタルカメラの需要が縮小する中でファンの皆様の声を聞きながらリコーらしい特徴ある製品を作り続け、お客様の声にしっかりお応えしていく。」と明言し今後も体制を維持していく方向に感じたのですが、少なくとも赤字は減らしていく必要はあります。

今年は「ペンタックス K-3 Mark III」を投入し、ペンタックス・ユーザーさんの評判も上々な印象で先日 新世代スターレンズ「HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW」を発表したばかり。黒字になるのかどうか分かりませんが、今年度の実績は前年度より回復する要素がありそうな印象。

最近は未発表カメラ「R05010」に注目が集まりつつあり、このカメラが「GR III J limited 02」なのか新型「Theta」なのか、それともまた別のカメラなのか注目です。