富士フイルムが語る動画AF改善ロードマップ:第5世代への継続アップデートと次世代への布石

PetaPixelが、CP+2026 富士フイルム インタビュー記事を掲載しました。インタビューに応対したのはイメージンググループ ゼネラルマネージャー 五十嵐佑樹氏。AF性能向上に向けた今後のアプローチを語っています。

富士フイルム AF性能

富士フイルムの動画AF問題、その解決に向けた今後の展望

Xシリーズは、非常に優秀で多くの熱狂的なファンを持つAPS-Cミラーレスカメラです。しかし、特に動画撮影時のAF性能については、たびたび弱点として指摘されてきました。富士フイルム側もこうした不満の声をしっかりと受け止めており、改善に懸命に取り組んでいる姿勢を明らかにしています。

動画AF改善に向けた2つのアプローチ

五十嵐氏は、AF性能の向上には「アルゴリズム」と「デバイス」の両面が必要であると説明。

アルゴリズム (ソフトウェア)

第5世代のカメラに対してメーカーができる最大限のアプローチは、アルゴリズムの改良とのこと。「X-M5」や「X-E5」などの最新機種のAFアルゴリズムは、旧モデルから顕著な進化を遂げています。しかし、動画撮影時にフォーカスが迷う(ウォブリング)など、依然として改善の余地があることを認めています。同社は今後もアルゴリズム改良によるアップデートを継続していく構えです。

デバイス (ハードウェア)

一方で、AFの改善は単に処理能力を上げれば済む単純な話ではなく、逆にソフトウェアの最適化だけで全て解決するわけでもないと説明。将来のデバイスにおいて処理速度を向上させることが、AF性能のさらなる進化を支える鍵になると触れています。

PetaPixelが指摘する「古いレンズ」の物理的課題

PetaPixelは独自の見解を掲載。カメラボディだけでなく「レンズ内部のAF駆動システム」も極めて重要な要素であると指摘。

古いAFモーターの限界と最新駆動技術への投資

設計の古いAFモーターは動作が遅く、精度や滑らかさに欠けます。これはカメラ側のソフトウェアやハードウェアをいくら進化させてもカバーしきれません。同社が最新レンズに「LM(リニアモーター)」を採用していることに触れ、AF問題の解消にはカメラボディだけでなく、レンズ側の次世代化も必要であることを指摘しています。

デジカメライフ的視点(考察)

理論上、次世代カメラに最新プロセッサが搭載されれば、さらなるAF性能向上に直結します。加えてソフトウェアが向上することで、より精度の高いAF性能を発揮できる環境が整います。

PetaPixelが指摘しているように、レンズ側の進化重要なことも確か。ここ最近、各社のAFアクチュエーターは飛躍的に進化しています。つまりフォーカス群に重いレンズを採用しても、高速・高トルク・高精度・静音AFを実現しつつあります。

先日、富士フイルムは「Focus on Glass」を開催しました。新レンズ群にAFアクチュエーターに積極的な改良が入ることを期待したいところです。まっさらな新レンズだけでなく、II型も含めて。

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