富士フイルム Focus on Glass 構想段階のレンズ企画まとめ

富士フイルムが、オンラインイベント「Focus on Glass」を開催しました。既存のXマウントレンズの哲学や特徴を深掘りする内容。その中で開発・商品企画化が決まっていない構想段階のレンズ企画に触れています。一緒に見てみましょう。

大口径レンズ

XF33mmF1.0

XF33mmF1.0
  • サイズ … 90-110mm
  • フィルター径 … φ80-90mm
  • 質量 … 800-1,000g

「XF50mmF1.0 R WR」開発時にこの「XF33mmF1.0」の開発も検討していたとのこと。その時は非常に大きくなり商品化に向かないと諦めたそうです。「やっぱりこのスペック(F1.0)でいきたい」「欲を言えばF0.95」とコメント。

XF18-50mmF1.4

XF18-50mmF1.4
  • サイズ … 110-130mm
  • フィルター径 … φ80-90mm
  • 質量 … 700-800g

できれば「XF16-55mmF2.8 R LM WR」と同じくらいのサイズで出来ないと魅力がないと考えている事を明らかに。F1.4通しで単焦点レンズのように使えるズームレンズといった感じでしょうか。現実的に技術的なハードルが高いと表現。

XF16-80mmF2.8

XF16-80mmF2.8
  • サイズ … 80-100mm
  • フィルター径 … φ80-90mm
  • 質量 … 400-500g

F値が明るくなる方向とは別にズーム倍率を上げる方向性を提案。光学5倍ズームのF2.8レンズを作りたい意向を明らかに。テレ端をより伸ばす方向のズームレンズといった感じでしょうか。「XF-16-80mmF4 R OIS WR」の大きさでF2.8に出来ると良いと語っています。

高倍率ズームレンズ

XF14-140mmF3.5-6.3 超高画質版

XF14-140mmF3.5-6.3
  • サイズ … 90-100mm
  • フィルター径 … φ75-85mm
  • 質量 … 350-450g

これのどこが ” 夢のレンズ ” なんだと思う方がいると思いますが「これを超高画質でやりたい!」とコメント。軽量で超高画質の高倍率ズームレンズといった感じでしょうか。ただし実現すれば、価格は高くなりそうです。

解像力以外の魅力を持ったレンズ

XF16-50mmF2.8-4.8 ゴーストコントロールレンズ

XF16-50mmF2.8-4.8
  • サイズ … 70-80mm
  • フィルター径 … φ65mm
  • 質量 … 200-300g

オールレンズのフレアやゴースト表現を現代のレンズでそれを目指したレンズ。要はわざとフレアやゴーストを出すレンズになります。「設計者が聞いたら怒るよね…w」とコメント。構想としては、フードを付ければゴーストの影響を受けなくなるような設計の模様。

XF90mmF2 APD

XF90mmF2 APD
  • サイズ … 105mm
  • フィルター径 … φ75mm
  • 質量 … 540g

既存の「XF90mmF2 R LM WR」にアポダイゼーションフィルムを採用したレンズとのこと。” 究極のボケ、とろけるような美しいボケ ” と表現しています。

XF23, 35, 50mmF2 真鍮外装

XF23, 35, 50mmF2 真鍮外装
  • サイズ … 45-60mm
  • フィルター径 … φ43-46mm
  • 質量 … 300-400g

1954年に発売した真鍮外装のフジノンレンズを例に挙げ、使い込むごとに真鍮の色味が変化していく様とずっしりした重みを語っています。ちなみに外装を金属から真鍮に変更する事は、比較的ハードルは低いとのこと。

マニュアルフォーカスレンズ

マニュアルフォーカスレンズ
  • サイズ … 40-60mm
  • フィルター径 … φ60-65mm
  • 質量 … 200-300g

Xマウントのマニュアルレンズの構想がある事も明らかに。1本だけじゃなくシリーズ化も面白いのではないかと語っています。加えて ” レンジファインダースタイルに似合うようなレンズ ” と表現。

T1.2 単焦点シネレンズセット

T1.2 単焦点シネレンズセット
  • サイズ … 70-90mm
  • フィルター径 … φ75-85mm
  • 質量 … 480-600g

焦点距離が、16, 23, 33, 56mmのT1.2単焦点シネレンズセットとのこと。Xマウントでシネレンズという企画。

レジェンドレンズの復活

XF35mmF1.4 WR II

XF35mmF1.4 WR II
  • サイズ … 50.4mm
  • フィルター径 … φ65mm
  • 質量 … 190-200g

I型が持っている味を引き継いだII型を作りたい考えがある模様。1つめの案は、光学設計はそのままに防塵防滴仕様(WR)にすること。できれば同じぐらいのサイズで。

XF35mmF1.4 高速静音AF

XF35mmF1.4 高速静音AF
  • サイズ … 50-60mm
  • フィルター径 … φ65-75mm
  • 質量 … 200-250g

2つ目の案は、AFスピードを改善させること。サイズを変更する事なくフォーカス群を動かせるモーターが必要になる事を明らかに。ちなみにこのレンズは全群繰り出し方式、加えて重たいレンズを採用しているのでリニアモーターは使えないとのこと。

XF35mmF1.4 II 光学設計を刷新

XF35mmF1.4 II 光学設計を刷新
  • サイズ … 60-70mm
  • フィルター径 … φ65-70mm
  • 質量 … 250-300g

3つ目の案は、光学設計をイチからやり直すこと。光学設計を刷新しながらレンズの良さを引き継ぐのは非常に難しいそうです。

レンコン絞り ソフトフォーカスレンズ

レンコン絞り ソフトフォーカスレンズ

過去フジノンレンズに ” レンコン絞り ” と呼ばれる特徴的な絞りを持ったレンズがあった事を紹介。ふわっとした描画のソフトフォーカスレンズ。これをXマウントで再現できないかと夢見ているとコメント。

XF18mmと30mm 2焦点切り替え単焦点レンズ

トラベルミニ

昔大ヒットしたフィルムカメラ「トラベルミニ」は2つの焦点距離が使える機構を採用した機種とのこと。このカメラにインスパイアされた2焦点切り替え可能な「XF18mmと30mm」を提案。パンケーキよりも少し大きいぐらいのサイズが理想の模様。

YouTube : FUJIFILM X Series

コメント