キヤノン、来週にも「フルサイズVシリーズ」発表か?待望の「RF20-50mm PZ」も登場の噂。

Canon Rumorsが、キヤノンの新ラインナップ「Vシリーズ」に関する極めて興味深い噂を掲載しました。

次なる一手として登場が期待されているのは、同シリーズ初となるフルサイズセンサー搭載モデル。既存の「EOS R50 V」の流れを汲みつつ、12bit RAW動画や新型の背面液晶を搭載するなど、動画クリエイターに向けた強力なスペックが噂されています。

さらに、以前から情報のあったパワーズーム搭載「RF 20-50mm F4 IS STM PZ」も同時に発表される見込みとなっており、フルサイズVlog機としての「最適解」を提示する構えのようです。

果たしてこの新型機は、実質的な「EOS R8 V」となるのか、それとも全く新しいコンセプトを掲げてくるのか。公開された情報を精査しつつ、デジカメライフ的視点でその正体に迫ります。

キヤノン フルサイズVシリーズ

「EOS R6 V」もしくは「EOS R8 V」

来週発表される新カメラは、「EOS R6 V」または 「EOS R8 V」と呼べるような機種になると予想されます。これは(高価格帯の)EOS R3 V のようなモデルよりも現実味があり、すでに人気を博している使い勝手が良い「EOS R50 V」の流れを汲むものとして完璧に合致するからです。

3,000ドル〜6,000ドル(約45万〜90万円)の価格帯は、キヤノンの現行ラインナップ的にすでに埋まっており、新たなモデルが入り込む余地はほとんどありません。

現時点では正確なモデル名は確認できていませんが、キヤノンがどの程度のランクのカメラを出してくるか、おおよその見当はつくはずです。個人的には「EOS R8 V」に近いものになると予想しています。というのも、「Cinema EOS C50」が実質的な「EOS R6 V」の役割を担っていると考えられるからです。

この新カメラにはFSI(表面照射型)CMOSセンサーが搭載され、あらゆるスペックにおいて「EOS R50 V」を上回るでしょう。また、筐体には(パッシブ冷却用の)「ベント(通気口)」が設けられます。これについては誤解の余地がありません。ただ、想定される価格帯を考えると、ファンによる「アクティブ冷却(強制冷却)」までは搭載されないと見ています。

静止画撮影機能についても、EOS R50 V からアップグレードされる予定です。

この新型Vシリーズカメラは、12bitのRAW動画撮影に対応します。EVF(電子ビューファインダー)は非搭載となりますが、背面液晶モニターは「EOS R50 V」の162万ドットよりも大型かつ高解像度なものが採用されるでしょう。

※ capable :「性能が高い」「有能な」という意味ですが、「EOS R50 V」が持つコンパクトながらVlog撮影に十分な性能を備えているというキャラクターを考慮し、ここでは「使い勝手が良い」と意訳しました。

※ It will be vented : 直訳すると「通気口がある」ですが、カメラ用語では「放熱スリット」を指します。

※ Active cool : 強制的な冷却装置のことを指し、具体的に冷却ファンであることが多いです。その対照となるのがパッシブ(受動的)冷却です。

「RF20-50mm F4 IS STM PZ」同時発表

新型カメラと同時に、以前から噂されていた「Canon RF20-50mm F4 IS STM PZ」もついに正式発表されると考えます。これは、「EOS R50 V」と「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」の組み合わせのように、キットレンズとして素晴らしいセットになるでしょう。

このレンズの存在が初めて報じられたのは昨年9月のことで、キヤノン自身が実施したアンケートの中で(誤って)漏洩してしまったのがきっかけでした。

※ PZ : パワーズーム

【考察】デジカメライフ的視点:Vシリーズ初のフルサイズ機への期待

今回の噂が事実であれば、システムカメラとして「EOS R50 V」に続くVシリーズ第2弾は、初のフルサイズセンサー搭載モデルとなります。このカメラが市場にどのようなインパクトを与えるのか、独自の視点で深掘りします。

「EOS R5 C」との明確な棲み分け

キヤノンはすでに動画志向の「EOS R5 C」をラインアップしています。あちらはあくまでCinema EOSの流れを汲むプロ・ハイアマ機です。今回の「Vシリーズ」新機種は、以下の点で徹底的に差別化してくると予想します。

  • 冷却システム :「EOS R5 C」が「ファン内蔵(アクティブ冷却)」で無制限記録を謳うのに対し、噂の新型は「ベント(通気口)」によるパッシブ冷却に留めることで、静音性と軽量化を優先するはずです。
  • インターフェース : プロ仕様の端子を削り、Vloggerが片手で扱える「シンプルさ」に振り切るのではないでしょうか。

EVF非搭載による「究極のコンパクト・フルサイズ」

EVF(電子ビューファインダー)を非搭載にすることで、フラットな形状になるのではないでしょうか。「PowerShot V10」のような独自コンセプトの可能性は低いと思います。EVFを省くことでコストダウンも期待できるので、価格が抑えられれば、フルサイズデビューを狙う若年層クリエイターにとって強力な選択肢になります。

IBIS(ボディ内手ブレ補正)の有無が分かれ目か

最大の懸念点はIBISの搭載有無です。

  • 非搭載の場合 : R8のように徹底した軽量化と低価格を優先。動画は電子手ブレ補正(Digital IS)でカバーする形。
  • 搭載された場合 : Vlog機としての「歩き撮り」性能が飛躍的に向上し、ソニー「ZV-E1」に対する強力な対抗馬となります。

期待される「価格設定」

噂にある「R6 V」か「R8 V」かという議論ですが、Vシリーズのコンセプトを考えれば、R8に近い「手の届きやすい価格帯」であることを切に願いたいところ。特にレンズキット価格帯に注目したいです。

RF20-50mm F4 IS STM PZ

フルサイズでこの焦点距離のPZは極めて珍しく、しかもF4通しのやや広角な標準ズームレンズで動画機としての本気度が伺えます。

コメント