ニコン 商業宇宙ステーション事業を行う米国Vast, Inc.に出資へ

ニコンが、商業宇宙ステーションの設計・開発・製造・運用を行う米国Vast, Inc.に出資した事を発表しました。加えてニコンの航空宇宙事業の話も少しだけ。

ニコン宇宙事業

米国Vast, Inc. に出資

株式会社ニコンは、米国のVast, Inc.(CEO:Max Haot 以下Vast)へ、NFocus Fundを介して出資を実施しました。

Vastは、垂直統合型製造アプローチを用いて、商業宇宙ステーションの設計・開発・製造・運用を行う企業です。2030年の国際宇宙ステーション(ISS)退役に合わせて、次世代の商業宇宙ステーションとして置き換わることを目指しています。

ニコンは、現中期経営計画で成長ドライバーと位置付けているアディティブマニュファクチャリング(AM)事業をはじめ、映像事業などさまざまな分野において、航空宇宙領域でのビジネスの拡大を目指しています。本出資を通じてAM技術の深化を進めるとともに、ニコンの製品やサービスにより、宇宙産業の更なる発展に貢献していきます。※プレスリリースより

ニコンの航空宇宙事業

ニコンは、カメラメーカーとしての顔があります。その一方で半導体露光装置などで培った「世界最高の精密技術」を武器に、学術研究や国防、製造インフラの面で宇宙を支えています。

  • 超精密な光学系 … 地上の巨大望遠鏡(すばる望遠鏡など)や、地球観測衛星、光通信衛星の心臓部となる、極めて歪みの少ないレンズや反射鏡の特注製作。
  • 宇宙用金属3Dプリンター … JAXAの戦略基金プロジェクトにも採択ロケット部品などを宇宙空間や地上で効率よく製造するための「デジタルマニュファクチャリング」に注力しています。
  • 信頼性 … 長年ISS(国際宇宙ステーション)にカメラが採用されるなど、極限環境での耐久性と信頼性に定評。

ちなみにニコンは2021年にMorf3D社を買収し、航空宇宙・防衛産業向けの高付加価値部品の3Dプリントプロセス開発と小規模部品生産を手掛けています。

ニコン プレスリリース
ニコン : 金属3Dプリンターで、宇宙産業を変革する

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