ソニー 期待を込めた中判カメラの噂。2~3年以内に登場する?

SARが、ソニーの中判カメラに関する非常に興味深い噂を掲載しました。信頼できる情報源からではなく、匿名や新しい情報源から入手した情報(噂)とのこと。先日発表された「RIALTO 65」のタイミングも相まって妄想が膨らむ内容となっています。噂の仕様と、実現性についての考察をまとめました。

ソニー中判カメラ

先週、ソニーが新しい中判シネマカメラ「Rialto 65」の開発を発表しました。そこで、ここ数ヶ月の間に私の元に届いていた、中判カメラに関するいくつかの「突飛な噂(真偽不明)」をシェアするには絶好のタイミングだと思った次第です。

これらはすべて、新しい、あるいは匿名の情報源から入手したもので、間違えている可能性は十分にあります。しかし、クリックベイト(釣り記事)……失礼、議論のネタとして、この噂についてどう思うかぜひ意見を聞かせてください。

その情報源は次のように語っています。
「完全に新しいレンズマウントと、1億画素超の超高画素センサーを備えた、まったく新しい中判ラインナップについての議論が行われている。ただし、登場するのは数年先になるだろう」

さらに、以下のような追加情報も提供してくれました。
「ソニーが(センサーサイズに)54×36を選んだのは、現行のフルサイズ用Eマウントレンズを装着した際、フルサイズセンサーにAPS-Cレンズを装着するのと同じような感覚で使えるようにするためだ。クロップモードが用意され、新しいマウントにフルサイズEマウントレンズを装着した場合は8800万画素のクロップモードになる(あるいは、テレコンバーターを使ってセンサー全体に像を広げることもできる。笑、冗談だけど)。ソニーはアスペクト比3:2のセンサーに強くこだわっており、富士フイルムなどのような4:3(※原文は5:4)は採用しない。実際のところ、このサイズが選ばれたのは、中判の横幅とフルサイズの縦幅が完璧にマッチするためであり、マウント間のレンズ互換性をAPS-Cとフルサイズの関係と同じくらい容易にできるからだ」

現実(Back to reality)

信頼できる情報源からは、ソニーが一般的なハイブリッド(静止画・動画兼用)フォトカメラ向けの中判カメラを本格的に計画しているという話は、まだ誰も聞いていません。確かにソニーはいくつかの中判カメラやレンズ設計の特許を出願していますが、だからといって実際に製品化するとは限りません!

リマインダー
昨年、ソニーは新しい2億4700万画素の中判センサーの詳細を公開しました。このセンサーは「産業用」とされているため、通常のカメラにも流用できるかどうかは不明です。

スペック

  • サイズ 53.96mm x 35.97mm の3:2センサー(これはハッセルブラッドH6Dなど、3万ドル以上のカメラに使われている中判センサーのサイズです)
  • 2億4700万画素の裏面照射型(BSI)センサー ※産業用
  • 5fpsの連写性能(センサーのサイズと画素数を考えれば、非常に高速です)
  • カラー版とモノクロ版の両方が用意されている

【考察】デジカメライフ的視点

以前からソニーの中判カメラへの期待はあり、周期的に噂は登場します。

シネマとスチルの壁

ソニーが放つ最高峰の映像表現。VENICE 2を65mm・9.6Kへ拡張するイメージセンサーブロック「RIALTO 65」開発発表!
ソニーが発表したVENICE 2用イメージセンサーブロック「RIALTO 65」を解説!ボディを買い替えることなく、9.6K・65mmラージフォーマットへ拡張できる驚異のモジュラーシステム。その圧倒的な映像効果と、現場での機動力について独自の視点で考察します。

今回ソニーは、映像制作の世界における「65mmラージフォーマット」の需要の高まりに対応すべく、VENICE 2を65mm・9.6Kへ拡張するイメージセンサーブロック「RIALTO 65」開発発表したばかりです。

「RIALTO 65」はシネマカメラであり、ソニーが中判システムカメラを投入するとなると、新しいマウントを策定し交換レンズも開発する必要が出てきます。APS-Cとフルサイズセンサーを搭載した民生カメラ「αシリーズ」は小型軽量コンセプトの優先順位が高く、ソニーは中判カメラでも小型軽量コンセプトを貫くのは難しい気もします。マウント周りのことに関しては、具体的な仕様・技術情報(噂)が出てこないと推測の域を出ません。

ちなみに産業用センサーは、民生カメラとは設計思想が異なり、ソケットや基板への実装方法、あるいはインターフェース(※ネットワークカメラ用はモバイル向けSoCとの接続に広く使われる「MIPI」を採用しているものが多く転用可能ですが)も異なるため、そのままスチルカメラへ流用するのはハードルが高いと言われています。

もしソニーが中判カメラ市場に参入した場合、シグマやタムロンなどのサードパーティレンズメーカーの参入にも期待したいところ。

ライカの中判カメラ

もしソニーが 3:2 の中判センサーを一般供給し始めたら、恩恵を受けるのはライカかもしれません。ライカの中判「Sシステム」は伝統的に 3:2(S3は45×30mmのProFormat)です。現在、ライカは次世代中判ミラーレス(Sシステム)の開発においてGpixelなど他社製センサーとの関係が噂されていますが、もしソニーが「54×36mm(3:2)」の超高画素裏面照射型(BSI)センサーを外販すれば、ライカがこのセンサーを採用する可能性はあります。

現時点で裏付けのない情報(噂)です。しかし、いくつかのパズルのピースは存在するので様子見しながら追加情報(噂)を待ちましょう。

コメント