ソニーは、小型ボディに高い性能を凝縮し、優れた操作性と機動力を実現したシネマライン「FX5 | ILME-FX5」を正式発表しました。製品ページの中で「FX5」のファームウェアアップデート Ver.2.00 のリリースを示唆しており、2027年8月以降に予定しているとのこと。

FX5 ファームウェア Ver.2.00
- X-OCN記録時の最大240fpsのハイフレームレート撮影
- XAVC S-I記録での3:2オープンゲート撮影
- 縦レイアウトの撮影情報表示
- Frame Grab機能による映像からの静止画切り出し
プロ機器は発表・発売時にファームウェアアップデートのロードマップを公開することが多いですが、今回の「FX5」も同様に予告されました。現時点のVer.1.0でも内部RAW(X-OCN)やオープンゲート記録など劇的な進化を遂げていますが、Ver.2.00のアップデートによってさらに完成形に近づくFXカメラになります。
X-OCN記録時の最大240fps ハイフレームレート撮影
プロ向け高品質16bit RAWフォーマット「X-OCN」において、最大4K 240fps(または5K 120fpsなど)ハイフレームレート撮影に対応予定です。スローモーション映像でも圧倒的なカラーグレーディング耐性と解像感を保持することで、CMやミュージックビデオ(MV)、アクション表現の選択肢が格段に広がることが期待されます。
XAVC S-I記録での 3:2 オープンゲート撮影
センサー全域を読み出す「3:2 オープンゲート」は発売時点ではX-OCN時のみ利用可能ですが、Ver.2.00で汎用的な「XAVC S-I(イントラフレーム圧縮)」でも解禁されます。データ容量の大きいX-OCNを使わなくても、扱いやすいXAVC S-Iで3:2撮影が可能に。例えば、SNS向けの縦型動画(9:16)と横型動画(16:9)を、1回の撮影から切り出すハイブリッド制作のワークフローが大幅に効率化される可能性があるのではないでしょうか。
縦レイアウトの撮影情報表示(Vertical UI)
縦構図でカメラを構えた際、液晶画面の各種情報(シャッタースピード、ISO、音声レベル等)が自動的に90度回転して縦表示に対応します。縦位置撮影時の視認性・操作性が向上。TikTokやInstagram Reels、縦型CMの撮影現場でストレスなくオペレーションが可能になります。
Frame Grab機能による静止画切り出し
収録した動画ファイルから、指定したフレームをカメラ本体内で高品位な静止画データとして切り出せます。サムネイル作成、ロケ先でのクライアントチェック用スチル、SNS告知用画像などをPCに書き出すことなく現場で即座に用意できることが特徴です。
まとめ
「FX5」は現時点でプロの要望に応える基本性能と操作性を担保していますが、ファームウェア Ver.2.00は特にマルチユースな動画制作(横型/縦型両対応)や、ハイスピードRAW撮影を求めるクリエイターにとって、痒い所に手が届く機種に進化しそうな印象です。プロ機器は、「将来の拡張性」までパッケージされるのが特徴です。


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