シグマの2世代目となる定番F1.4単焦点レンズ「35mm F1.4 DG II」が発表されたので先代レンズと基本スペックを比較してみました。
基本スペック比較 ※Lマウント用
| 項目 | 35mm F1.4 DG II | 35mm F1.4 DG DN |
| 発売時期 | 2026年 | 2021年 |
| レンズ構成 | 12群15枚 | 11群15枚 |
| 最短撮影距離 | 28cm | 30cm |
| 最大撮影倍率 | 1:5.4 | 1:5.4 |
| 絞り羽根枚数 | 11枚(円形絞り) | 11枚(円形絞り) |
| フィルター径 | φ67mm | φ67mm |
| AFアクチュエータ | デュアルHLA (リニア) | ステッピングモーター |
| 最大径 × 長さ | φ73.0 × 94.0mm | φ75.5 × 109.5mm |
| 質量 | 530g | 645g |
| 主なコーティング | AAC / 撥水防汚コート | スーパーマルチレイヤー |

妥協なき小型軽量化
- 質量: 645g → 530g (約115gの軽量化)
- 長さ: 109.5mm → 94.0mm (約15.5mm短縮)
II型は小型軽量化を実現。上記の比較ボディ画像を見て分かる通り、視覚的に小型化を実現。山木社長は「性能に妥協して小型化しておらず、最先端の技術を投入する事で小型軽量化を実現しています。」「ビルドクオリティ、フォーカス、絞りリングの感触は、妥協しないようにしています。」とCP+2026で語っています。

MTFチャート
シグマは波動光学的と幾何光学的MTFを公開していますが、より実際の撮影データに近い波動光学的MTFで比較してみました。今回 ” Sigma史上最高の35mm F1.4 Art ” と謳っているだけあって、光学性能が向上している事が分かります。
ちなみに10本/mm曲線(赤)を見てみると、よりコントラスト特性が良くヌケの良いレンズである事が確認できます。さらに30本/mm曲線(青)を見てみるとシャープネスも向上しています。
デュアルHLAの採用
今回 ” デュアルHLA ” を採用する事により、フォーカス性能が向上した事も見逃せません。リニアモーター2機を採用したAFアクチュエーターで飛躍的に高速なAFを実現しているとのこと。ちなみにCP+2026で山木社長は「皆さんが体感できる速さ。動き出しが速くレスポンスが良いので使用していて心地が良い。」と表現しています。
新コーティング AAC を採用
コーティングの方もシグマは新技術を投入してきました。” AAC(Advanced Amorphous Coating)” を採用する事により、これまで取り切れなかったゴーストやフレアを抑制しているとのこと。
価格 ※公式オンラインストア価格
- 35mm F1.4 DG II … 169,400円
- 35mm F1.4 DG DN … 105,400年
新製品の方が価格が高くなるのはいつもの事ですが、現時点の販売価格で比較すると結構差がある印象です。もちろん為替や関税そして地政学リスクなど様々な要因も。

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