タムロンが、APS-C対応 F2.8通し 大口径標準ズームレンズ「16-50mm F2.8 A (Model B091)」を正式発表しました。対応マウントは、ソニーEマウント、キヤノンRFマウント、ニコンZマウント、富士フイルムXマウントの4マウント展開。発売と希望小売価格は、マウントごとに異なります。

16-50mm F2.8 Aの特徴
特にフルサイズカメラを展開するカメラメーカーはフルサイズ用レンズに注力する中、購入しやすい価格帯のF2.8通しの標準ズームレンズは魅力的と言えます。
小型軽量コンセプトで長さ79.6mm、質量305g、フィルター径φ55mmを実現し、タムロンはプレスリリースで「毎日持ち歩ける“つけっぱなしレンズ”として最適です」と表現しています。
やはりF2.8通しのズームレンズだけに柔らかいボケ味と、暗所でもシャッタースピードを稼げるところが魅力的。リニアモーターフォーカス機構VXDを搭載することで動体追従性に長けた高速・高精度AFを実現し、最短撮影距離は15cm(ワイド端)を実現しており、家族や風景そしてブツ撮りまで様々な日常スナップ・Vlogなどをこなす標準ズームレンズに仕上がっています。
- GM(ガラスモールド非球面)レンズ … ディストーションや周辺の解像感を向上するのに大きな効果を発揮
- LD(異常低分散)レンズ … 光の分散性が非常に低い性質を利用して、色収差を効果的に除去・補正することができる特殊ガラス素材
ちなみにレンズ構成は10群14枚で、複合非球面レンズ2枚、LD(異常低分散)レンズ1枚、GM(ガラスモールド非球面)レンズ2枚を採用しています。
MTFチャート

16mm F2.8 開放時のMTFチャートを見てみると、中央部はコントラストも解像度が高く開放F2.8から極めてシャープでメリハリのある描写が期待できます。周辺部にかけて顕著な下降曲線を描いており、ディストーションや周辺減光などカメラ内補正に委ねることで、小型軽量化を優先した設計であることが伺えます。

50mm F2.8 開放時のMTFチャートを見てみると、ワイド端と同様に中央部はコントラストが非常に高く、クリアでスッキリとした見栄えの画質が期待できます。ちなみに10本/mmカーブが1に近いほどコントラスト特性は良く、ヌケが良いレンズと言われています。30本/mmカーブが1に近いほど高解像力を備えたシャープなレンズになります。

発売日と希望小売価格(税込)
| マウント | 発売日 | 希望小売価格(税込) |
| ソニー Eマウント用 | 2026年10月29日 | 115,500円 |
| キヤノン RFマウント用 | 2026年10月29日 | 119,350円 |
| ニコン Zマウント用 | 2026年11月19日 | 118,800円 |
| 富士フイルム Xマウント用 | 2026年12月17日 | 116,600円 |
Eマウント用とRFマウント用の発売日は10月29日を予定しており、Zマウント用は11月19日、Xマウント用は12月17日を予定しています。マウントごとの発売時期をズラすことで、生産体制と供給バランスを考慮している印象。希望小売価格もマウントの仕様やライセンス等の違いからそれぞれ異なっています。
公式オンラインストア販売価格(税込)
- ソニー Eマウント用 … 94,600円
- キヤノン RFマウント用 … 97,900円
- ニコン Zマウント用 … 96,800円
- 富士フイルム Xマウント用 … 95,700円
タムロンオンラインストアによる販売価格は、どれも10万円を切る価格帯となっています。実売ベースで購入し易い価格帯となっており、非常にコストパフォーマンスの高いAPS-C用大口径標準ズームレンズとして注目を集めそうです。

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