マップカメラ「カメラ製品供給量は減少している」メモリー価格高騰や部材調達の滞りか

シュッピン(マップカメラ)の2026年10月6日に公開された「9月の売上状況」資料(PDF)を見てみると、カメラメーカーからの供給量が減少していることを示唆しています。

マップカメラ

9月度売上状況

主軸のカメラ事業においては、人気商品への需要は引き続き見られたものの、メーカーからの供給数量の減少や、新製品の発売時期が当初の見込みより後ろ倒しとなったことなどにより、売上高およびEC売上高は前年を下回りました。一方、カメラ事業と時計事業における免税売上は引き続き堅調に推移しました。

全体売上高およびEC売上高は主軸のカメラ事業の減収が影響し、前年を下回りました。なお、新規Web会員数は、引き続き堅調に推移しております。※プレスリリースより

OMデジタル「OM SYSTEM PEN」やソニー「FX5」などの新製品の発売日が延期され、パナソニック「LUMIX L10」は国内で受注一時停止してから5ヶ月近く経ちます。やはり、メモリー価格高騰と部材調達の滞りの影響が大きいのではないでしょうか。部品調達や生産ラインの制約により、入荷待ちが長期化している製品が少なくありません。

先日のキヤノンの決算発表でも、メモリーや原材料価格の高騰は来年以降に値上げをすることで吸収する見通しであることを示唆し、コンパクトデジタルカメラに関しては部材不足に直面していることを明らかにしました。

ニコンは11月5日の決算発表に先駆けて、映像事業の通期業績予想を下方修正することを示唆しました。

10月9日に行われたビックカメラの年間決算発表(2025年9月-2026年8月実績)資料を見る限り、国内カメラ市場自体は好調でインバウンド需要を取り込み、カメラ品目は381.84億円(前年比 +17.1%)を売り上げています。※ビックカメラは8月期決算

一方、マップカメラは中古カメラの買取・販売も主軸の1つであるため、新製品発売に伴う「下取り(買取)→中古販売」のサイクルが滞ることで、一般的な量販店以上に打撃を受けやすい構造と言えます。

10月~12月はカメラ市場において大きな収益が期待できる時期です。メモリー価格高騰や部材調達をはじめ、経済・政治・地政学的リスクの影響も大きく、特に新製品は予約を入れないと入手できないことも多いですよね。

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