ここ最近、パナソニックの新型コンパクトデジタルカメラ「LUMIX TZ300」の噂が賑やかになってきました。良い機会ですので、LUMIXコンパクト機の製品構成を振り返りつつ、注目される「TZ300」の国内製品名についても考察してみましょう。

LUMIX コンパクトデジタルカメラ 製品構成
| シリーズ | センサーサイズ | 強み | おすすめ用途 |
| TZ | 1/2.3型 | 高倍率×小型 | 旅行・スナップ |
| TX | 1.0型 | 高画質×高倍率 | 常用・万能 |
| LX | 4/3型 | 最高画質・明るさ | 作品撮り・スナップ |
| FZ | 1/2.3型など | 超望遠・高倍率 | 野鳥・月・スポーツ |
高倍率ズーム「TZシリーズ」
キーワード:旅行・機動力・360mmの世界
「トラベルズーム」をコンセプトに、ポケットサイズに超望遠を詰め込んだシリーズです。
特徴
圧倒的なズーム倍率。広角から望遠までこれ一台で完結します。
最新動向
海外で「LUMIX TZ300(国内名TX3?)」の噂が浮上しています。TX2Dの光学系(1型センサー×光学15倍)を継承しつつ、Vlog性能を強化したモデルになると注目されています。スペック的には「TX2D」からEVFを省略した派生モデルのような立ち位置です。
向いている人
荷物を減らしたい旅行者、子供の行事、屋外レジャー。
プレミアムコンパクト「TXシリーズ」
キーワード:1インチ高画質・洗練・万能機
「1.0型大型センサー」を搭載し、画質とサイズの黄金比を追求したシリーズです。
特徴
「TZ」よりも高画質。暗所に強く、ボケ味も楽しめます。
現行機
「TX2D」がラインナップされています。「24-360mm(光学15倍)」という、1インチセンサー搭載機としては驚異的なズーム域が唯一無二の魅力です。
向いている人
スマホよりワンランク上の画質で、ズームも妥協したくない欲張りな方。
フラッグシップ・コンパクト「LXシリーズ」
キーワード:F1.7の明るさ・直感操作・4/3型センサー
「画質至上主義」を掲げる、ミラーレス機と同等の大型センサーを積んだ贅沢なラインです。
特徴
4/3型センサーとライカレンズの組み合わせ。絞りリング等のアナログ操作が心地よい一台。
現行機
「LX100M2」を最後に動きが止まっているラインです。後継機(LX100M3など)の噂は絶えず、LUMIX 25周年でのサプライズに期待が集まっています。リコーGRや富士フイルムX100シリーズが信念を持って開発を続けている一方で、LUMIXはビジネス的にメインストリームから外れた機種を途端に開発しなくなる「悪い癖」があります。そろそろこの沈黙を破ってほしいところです。すでに「LX100M2」後継機を予感させるインタビュー記事も登場済み。
向いている人
スナップ撮影がメイン。画質にこだわり、操作する「道具感」を愛する方。
フィールドズーム「FZシリーズ」
キーワード:超望遠・野鳥・一眼レフスタイル
かつては「ブリッジカメラ」や「ネオ一眼」とも呼ばれた、レンズ一体型の超望遠マシンです。LUMIXではこのカテゴリーを「フィールドズーム」と呼称しています。
特徴
光学60倍(1200mm相当)などをカバー。ファインダーが見やすく、ホールド性の高いグリップ形状を採用しているのが特徴です。
最新動向
光学60倍ズームを有する「FZ85D」が現行機種。遠くの野鳥や月を撮るなら、ミラーレスに巨大な超望遠レンズを付けるより遥かに低コストかつ軽量に楽しめます。
向いている人
野鳥撮影、スポーツ観戦、月の撮影。
LUMIXカメラは、国内外で製品名が違うモデルが存在
一部のLUMIXカメラは、国内と海外で製品名が異なるケースがあります。 例えば「TX2」シリーズは、米国では「ZS200」、欧州では「TZ200」と呼ばれています。
今回リークされた「TZ300」という名称は、欧州などの命名規則に基づいたものです。国内でも「TZシリーズ(1/2.3型機)」が別に存在するため非常にややこしいのですが、今回の「TZ300」が国内投入されるなら、スペック的に「TX2」の派生機種、あるいは「TX3」として登場する可能性が高いでしょう。

コメント