富士フイルムが、プロの映像制作現場に最適化したT3.5通し パワーズーム(PZ)採用 ズームレンズ「フジノンレンズ GF19-35mmT3.5 PZ OIS WR」を正式発表しました。35mm換算 15mm〜28mm相当の広角域をカバーします。ちなみに製品ページにおけるこのレンズのキャッチコピーは「世界を、もっと広く」です。

GF19-35mmT3.5 PZ OIS WR
「GF32-90mmT3.5 PZ OIS WR」に続く、2本目のパワーズーム搭載GFXシステム用レンズになります。映像制作用カメラ「GFX ETERNA」との組み合わせを想定しており、今後さらにGFXシステムにおけるプロ向け映像エコシステムが拡充されていくことが期待されます。
T3.5通し パワーズームレンズ
プレスリリースによると、本レンズはパワーズームの採用を前提とした最適なレンズ構成が施されているとのこと。レンズ構成は15群23枚(EDレンズ4枚、非球面レンズ3枚を含む)で、諸収差を効果的に抑制。ズーム全域でT3.5の明るさと高い解像性能を維持しながら、優れた小型化を実現した点がアピールポイントとなっています。
シネマレンズの操作性と軽量設計の両立
質量は2,090g、全長は222mmに抑えられており、ラージフォーマット用のシネマズームレンズとしては非常に小型軽量です。先行して登場した「GF32-90mmT3.5 PZ OIS WR」の質量が2,150gであることから、富士フイルムが「約2kg」をひとつの基準(目標)として開発を進めていることがうかがえます。
フォーカス、ズーム、絞り(アイリス)を独立してマニュアル操作できる3連リングを搭載。さらに、従来のFUJINONシネレンズと同一の0.8M(モジュール)ギアピッチを採用することで、プロフェッショナルな現場での高い操作性を担保しています。
単焦点レンズと同等の高い解像力を実現
独自の「ナノGIコーティング」を施すことで、フレアやゴーストを徹底的に排除。反射ロスを低減することで光の透過率を高め、クリアな描写性能を実現しています。また、シネマレンズで重要視される「フォーカス・ブリージング(ピント合わせに伴画角変化)」も抑制していることを明らかにしています。※シネマレンズは、基本的に極力フォーカス・ブリージングが起きないような設計が施されます。
広角ズームレンズでありながら絞り羽根数は13枚となっており、映画のワンシーンを彩る「美しい円形ボケ」も存分に楽しめそうです。
発売日と価格
国内における「GF19-35mmT3.5 PZ OIS WR」の発売日は、2026年7月23日を予定しています。市場価格はオープン価格(希望小売価格なし)となっていますが、米国のカメラ専門店B&Hでの販売価格は約5,500ドル。現在の為替レートで単純に円換算すると、日本円で約89万円前後のプライスレンジになりそうです。


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