ソニー「RX10 V」を正式発表。RX10シリーズの特徴を継承し、AIによる高精度な被写体認識と優れた高速性能を備えたブリッジカメラ

ソニーが、高倍率ズームレンズ搭載 レンズ一体型カメラ「RX10 V | DSC-RX10M5」を正式発表しました。「RX10 V」の発売日は2026年7月31日を予定して、予約受付開始日は7月16日AM10:00からとのこと。ソニー公式の市場推定価格(税込)は、360,000円前後となっています。

RX10 V

継承と進化

プレスリリースを見てみると、RX10シリーズの特徴(高画質・超望遠・レンズ一体型)を継承しつつ、最近のトレンドであるAIによる高精度な被写体認識と優れた高速性能を実現したモデルに進化していることが分かります。コンセプトは受け継ぎながら、現代の基準に仕立て直した約9年ぶりの「RX10」新型機といった立ち位置になりそうです。

35mm換算 : 24-600mm 高倍率ズームレンズ

「RX10 V」の大きな魅力は、1インチセンサーを搭載しながら35mm判換算24-600mmの焦点距離を実現している点です。近年のソニーらしく静止画・動画の双方に注力しており、日常のスナップから野鳥撮影、運動会などのイベント、スポーツまで、多彩なシーンにこれ一台で対応できるのが強みです。

AIプロセッシングユニットによる「リアルタイム認識AF」

今や被写体認識は多くのカメラに搭載されていますが、ソニーはその追随性能(リアルタイムトラッキング)で市場をリードしてきました。「RX10 V」ではさらに最新の「AIプロセッシングユニット」を搭載し、人物・動物・鳥・昆虫・車・列車・飛行機の認識に対応。被写体を自動で判別するオートモードも備わっています。広角から超望遠域までカバーするレンズだからこそ、この自動追尾性能の仕上がり具合には期待が高まります。

また、優れた高速性能も特徴です。最大約60回/秒のAF/AE演算処理を行い、電子シャッター時にはブラックアウトフリーで最高約30コマ/秒のAF/AE追従高速連写を可能にしています。

動画性能

動画性能においては、4K 120pの高フレームレート撮影に対応。映画のような色合いを手軽に表現できる「S-Cinetone」や、本格的なカラーグレーディングを前提とした「S-Log3」を搭載することで、カジュアル層からこだわりの動画クリエイターまで幅広くカバーしています。もちろん、高音質記録を可能にするデジタルオーディオインターフェース対応のマルチインターフェース(MI)シューも健在です。

なお、強力な手ブレ補正効果が期待できる「アクティブモード(光学式+電子式)」も搭載されていますが、画角がクロップされる点や、記録フレームレートが120p以上の時は無効になる点には注意が必要です。

αシリーズの設計思想に基づいたエルゴノミクスデザインのグリップの採用は、動画も静止画撮影も恩恵を受けることでしょう。

EVFとチルト式モニター

EVF(電子ビューファインダー)には、0.5型・約368万ドットのQuad-VGA OLEDを採用。ファインダー倍率は0.78倍を確保し、フレームレートは60fps / 120fpsから選択可能です。背面モニターには3.0型・約162万ドットの液晶を採用。動画に強いモデルでありながら、バリアングル式ではなくあえて「チルト式」を採用した点は個人的に興味深いポイントです。パナソニックだったらバリアングル式を採用したことでしょう。

発売日と市場推定価格

  • 予約受付開始日 : 2026年7月16日AM10:00
  • 発売予定日 : 2026年7月31日
  • 市場推定価格(税込) : 360,000円前後

夏本番の旅行やイベントですぐに活躍してくれそうな絶妙なタイミングでの発売となります。ちなみに、ソニーストア(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)での先行展示は7月10日からスタートします。基本は予約制(空きがあれば予約なしでも可)とのことなので、実際にタッチ&トライで操作感を確かめてから予約を入れるのも良さそうです。

約36万円という市場価格が安いの高いのか…ここ最近のカメラ市場における価格高騰を考えると個人的に思っていたより安かったというか、妥当な価格設定に感じました。9年ぶりの「RX10」シリーズなので、前機種との価格比較も難しいことも確か。

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