富士フイルムが、チェキ用フィルムの増産を発表しました。約30億円を投じ、フィルム生産ラインを増設するとのこと。2027年春より順次稼働させ、2028年春にフル稼働する予定。ちなみにチェキは、5期連続最高売上を更新中です。

プレスリリース
富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤禎一)は、神奈川事業場足柄サイトに約30億円を投じてinstax™“チェキ”フィルム(以下、チェキ™フィルム)の生産設備を増強します。当社は、instax™“チェキ”シリーズの世界的な需要拡大に対応するため、チェキ™フィルムの生産能力増強を継続的に進めています。今回増強する生産設備は、2027年春より順次稼働させ、2028年春にフル稼働する予定です。フル稼働後の生産能力は2026年度に対して、約2割向上します。
日本で“チェキ™”の愛称で親しまれているinstax™は、1998年の発売以来、時代の変遷とともにトレンドや最新技術を取り入れた製品開発で進化を続ける、世界100カ国以上で展開するインスタントフォトシステムです。撮影した写真をその場でプリントし、一緒に撮影した人に手渡したり、思い出として持ち歩くほか、SNSで共有し自分らしさを表現するなど、写真を通じたコミュニケーションを提供するエンターテインメントブランドとしてグローバルに人気を集めています。
instax™“チェキ”シリーズはアナログインスタントカメラから、ハイブリッドインスタントカメラ、スマホプリンター、手のひらサイズカメラと製品ラインアップが広がっています。instax™“チェキ”ならではの価値提案と利用機会の拡大により、2024年度末に世界累計販売台数が1億台を突破。2025年度の売上は2,000億円に達し、2021年度から5期連続で過去最高を更新しています。当社は、拡大する需要に対応するため、2022年よりチェキ™フィルムの生産設備への投資を継続的に実施しています。今回増強する生産設備がフル稼働した後のチェキ™フィルムの生産能力は2022年度比約7割増となります。
当社は、これからも、写真のもつ無限の可能性を追求し、“撮ったその場で、すぐにプリントが楽しめる”instax™の世界を広げ、写真の価値と楽しみを広めていきます。
【考察】デジカメライフ的視点
- 今回の生産設備増強 … 2026年度に対して生産能力は20%向上
- 2022年度比 … 70%増
富士フイルムは、2022年度以降チェキの生産能力を精力的に増強してきましたが、まだまだ供給が世界の需要に追い付いていないことがうかがえます。

上記の画像は少し古く2023年度のデータですが、2023年度のチェキの売上高は1,500億円。プレスリリースにある通り、2025年度の売上高は2,000億円に達し、まだまだ伸びしろがある市場と言えるのではないでしょうか。実質的にインスタントカメラ市場を牽引・独占していると言っても過言ではありません。
チェキフィルムは非常に高い生産技術が求められ、それが競合他社の参入障壁となっている側面があります。厚さわずか数十マイクロメートルのフィルムの中に感光部分など18もの層が重ねられており、富士フイルムが長年培った技術で化学反応の微妙なタイミングを制御することで、美しい色再現と高精細な画質を実現しています。※instax技術ページ参照

先日も、米TIME誌が発表した「The Best Inventions of 2026」に富士フイルム「Instax Mini Evo Cinema」が選出されるなど、製品自体の革新性も高く評価されています。フィルムの安定供給体制が整うことで、チェキの快進撃はさらに加速しそうです。
ちなみに「The Best Inventions of 2026」には、ニコン「ZR」やGoProの「GoPro Mission 1 Pro ILS」などもカメラも選出されています。


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